育て方は関係ない

 強迫性障害の原因に、育て方は関係ないとされています。

 

 親の育て方やしつけは、子どもの性格や行動に影響を与えますが、それが強迫性障害の原因だとは、断定できません。どちらかというと、強迫性障害を発症したあとの接し方が、症状に影響を与えることが多いです。

 

 強迫性障害を発症した本人に対して、家族が批判的であったり、世話を焼き過ぎたりすると、症状が悪化していくことがあります。

 

 家族の影響は、発症後の状態に関係することはありますが、強迫性障害の原因そのものになることはないと考えられています。