強迫性障害の体験談

カウンセリングによって確認行為がなくなった

30代男性、当時20代

 

発病までの背景

 幼少期を思い返すと、小学生の頃から強迫性障害の徴候がありました。

 

 朝、学校へ出かけようと家を出たものの、忘れ物があった気がしてすぐ帰宅する事が何度もありました。

 

 30代になって医師のカウンセリングを受けはじめて、その記憶を反芻するようになりました。

 

 これは確認行為と呼ばれるそうです。両親と当時の事を話しても、確かに「忘れ物」と言って戻ってくる事が多かったようです。

 

私に現れた強迫性障害の症状

 十代の頃までは、自分が強迫性障害だと思い至る事も無く、日常生活を送っていました。

 

 学校へ通うのに遅刻しがちなのが問題でしたが、なんとか卒業へこぎつけて就職しました。

 

 建設関係の企業に就職したのですが、やはり確認行為からの遅刻が多くなってしまい、それが理由で解雇されました。

 

 新たな職場を探すことになりましたが、このままでは次の職場でも同じ問題が発生するだろうと悩みました。強迫性障害を意識しはじめたのはその頃です。

 

私が行った治療

 自分が強迫性障害だろうと考え、治療のために訪れたのは自分の住んでいる県内のクリニックです。

 

 医師に相談したところ、ある程度長期的に通院して治療が必要だと診断されました。

 

 治療は薬の服用・カウンセリングを並行して行いました。

 

 薬の効果についてはあまり実感がなかったのですが、カウンセリングは私を精神的に楽にしてくれました。

 

 以前は忘れ物が無いか常に不安で、ムダと判っていても会社に行く事より確認を優先してしまう性格でした。

 

 しかしカウンセリングに寄って、少々の不備があっても仕事は成り立つものだと理解できるようになってきました。

 

その後

 現在は強迫性障害とおぼしき症状はすっかり治まりました。

 

 クリニックに通院したのはおよそ3年間で、治療を通じて長年の悩みを解消する事ができて感謝しています。

 

 カウンセリングを通じて過去の自分の行動を客観視できるようになり、仕事を含めた日常生活が問題なく送れるようになりました。

 

 カウンセリングは数十回に及びましたが、その終わり頃に聞いたお話では、確認行為が止められないのは生活上何か別の問題がある為だそうです。

 

 自分にとってその問題が何だったのかは今でも分かっていませんが、普通に生活できるだけでも充分に満足しています。

 

 分からないことが気にならなくなったのも強迫性障害が治った証拠なのでしょう。

 

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