1日の大半を症状に費やされる

 強迫性障害の症状が悪化すると、1日の大半を症状に費やされるようになってしまいます。

 

 症状が軽いうちは、ある程度、強迫行為に時間を取られても、仕事や学校に通うことができます。しかし、手洗いや確認作業に何時間も取られるようになると、生活のリズムがくずれ、普通の生活ができなくなります。遅刻や欠勤が増え、通えなくなり、ついには引きこもりになってしまう人もいます。

 

 強迫性障害になると、このように生活に致命的な悪影響を与えることもあります。症状に気がついたら、できるだけはやく医療機関で診断を受け、適切な治療を受けて、早期回復を目指しましょう。