強迫性障害コラム記事一覧

 強迫性障害は放っておくと去っていくという特徴があります。対策の一つとして考えてみてはいかがでしょう。 強迫観念は考えれば考えるほど、その存在は大きくなっていきます。くよくよしたり、反発したりするのは逆効果です。徹底的に無視するのが一番です。 例えば、家の戸締まりが不安で鍵を何回も確認したりして、その場を離れないでいると、どんどん強迫観念が大きくなっていきます。気になりだす前に、すぐに出かけてしま...

 ハワード・ヒューズは世界一の大富豪、そして20世紀を代表する実業家です。 映画製作と航空機製造、ハリウッドをつくり、航空会社を設立したことでも有名です。 晩年は強迫性障害の汚染恐怖に苦しみます。=>布団から出られない(汚染恐怖の症例) 原因は数回の墜落事故による脳への損傷だとされており、年をとるにつれて症状が悪化していきました。=>強迫性障害の原因-脳の機能障害 汚染を恐れるあまり、1966年に...

 強迫性障害は治る病気ですが、どの程度をもって治るというのかは判断が難しいところです。 一般的には、生活に全く支障がなくなったら治ったといえるようです。それは、強迫観念が頭に浮かぶことはあっても、それによって振り回されることがないといった状態のことです。 強迫性障害を治すには粘り強い治療が必要です。途中で諦めたりせず、医師に協力してもらいながら、焦らずゆっくり取り組んでいきましょう。