様々な要因に恐怖を感じてしまうのが強迫性障害です

 最近読んだ本がきっかけで、長年自分が強迫性障害を患ってきたことが分かりました。強迫性障害は何か特定のことを異常に恐がるという症状があるそうですが、自分にもそういった傾向があるのに気が付いたのです。

 

 私の場合には、特に人が触れたものに抵抗を感じることがありました。特に意識していない場合には平気なのですが、気になりだすとやはり触るのを躊躇してしまうことがあったのです。

 

 例えば、図書館から借りてきた本も一度は表面をアルコール入りのシートなどで拭かないと何となく安心出来ませんでした。病院に行った場合は、出口では備え付けの消毒ジェルを必ず使うようにしていました。それでもなんとなく気持ち悪くて、もう一度拭いたり、手を洗ったりしてしまうことも多かったです。

 

 こういった自分の行動はこれまで特に異常だとは感じなかったのですが、たまたま強迫性障害のことを知り、自分のことのように感じ入った訳です。強迫性障害には、いわゆる潔癖症と呼ばれる症状も含まれるということで、意外に男性にもこのような症状に悩んでいる方が多いということでした。強迫観念を感じる要素には個人差があるそうですが、自分の体験からも日常生活は大分窮屈なのだろうと想像できます。

 

 私の場合は、それほど重症ではないと思いますが、強迫性障害はエスカレートすることもあるので、できるだけ早めに医師に相談してみようと思います。強迫性障害はカウンセリングや認知行動療法などでも改善していけるということなので、薬に抵抗を感じる私は、そちらのほうを試してみたいと思っています。