強迫性障害の体験談

強迫観念から外食ができなくなった

10代女性

 

発病までの背景

 私のうちの家族構成は父、母、私、妹の4人家族です。私の子供の頃は、無邪気で身体の丈夫な元気な子だったそうです。私自身、内気であったり静かであったとは思いません。女の子にしては騒がしい元気なタイプで多少のことは気にしないような子供であったと思います。妹とは5歳離れているため、あまり姉妹という感覚が妹が大きくなるまではありませんでした。妹は私に比べて身体が弱くよく風邪をひいて、おとなしい子でした。母親はやや神経質なところがあり、父親は特に神経質だと感じることはありませんでした。そんな私が10歳の頃、親戚で祖母の家に集まるということがありましたその日の昼食にお腹が気持ち悪いなと思いつつ、沢山納豆巻きとお寿司を食べました。そしてその日の夜の夕食中に、親戚たちの前で突然大量に嘔吐してしまいました。その後もベッドで寝てても3回ほど嘔吐し、胃のなかのものがなくなっても胃液を5回ほど朝まで吐き続けました。この経験が私の強迫性障害のきっかけとなりました。

 

私に現れた強迫性障害の症状

 この事があってから、まず私はお寿司を食べたらまた止まらない嘔吐が始まるのではないかという思いから始まって、そのうち嘔吐が怖いから食事をしたくないという思いにかられるようになっていきました。そのため、外出先で嘔吐したらどうしようという気持ちから、外食が出来なくなりました。また、ゲップが出ると嘔吐してしまうのではないかと思い、高校生になっても授業中に嘔吐するのではないかという不安から、授業中に保健室へ行ったり退室する事が増えていきました。そのため、同級生から不審に思われていじめのようなことをされることもありました。授業中に退席しようとするとクスクス笑われたり、授業に戻ってくると嫌味を言われたりしました。このことがさらに、ストレスになっていきました。

 

私が行った治療

 私はまず、高校の相談室に行きました。これは保健室で勧められたからです。そこで、今までの話を相談しました。そこの相談員の方に治療を勧められたため、病院も紹介して頂きました。私が紹介されたのは心療内科でした。人気の病院のようで待合室では沢山の人が待っていました。そこで悩んでいるのは私だけではないのだと感じました。そこで診察をして頂いたところ、過去のトラウマによる嘔吐恐怖で、強迫性障害の一種だという診断をされました。初めて自分が精神の病気であるということを知りました。そこでは、過去のトラウマと現在のいじめによるストレスをカウンセラーの方とじっくり時間をかけて話しあい、解消していくという治療をすることになりました。また、気持ちが悪くなり動悸がし始めらたら飲む精神安定剤も処方されました。

 

その後

 その後、カウンセラーの方とは8回ほど2週間に1度のペースで話を聞いて頂きました。また、気持ちが悪くなったときに処方された薬を飲み、気持ちを落ち着けるということを繰り返していくうちに徐々に、常に頭のなかのほとんどを占めていた嘔吐の恐怖を考えなくなって行きました。また、外食も少しずつですがトイレの入り口付近の席で食べることから始めて、今現在では何の問題もなく外食が出来るようになりました。高校の授業も、出席できる時間を徐々に増やしていき、気分が悪くなって動悸が始まると処方された薬を飲むようにしました。すると、出席しなければいけないという強迫観念から逃れられて、穏やかな気持ちで授業に参加できるようになっていきました。今現在では、薬の服用もなく何の問題もなく生活する事ができています。このことから、誰にでもいつでも強迫性障害になる可能性があるということを知りました。私は、この病気で悩んでいる方がいたら力になってあげたいと思っています。

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