強迫性障害の体験談

何度もお金を数えてしまう

20代女性

 

発病までの背景

 私は4人家族で、兄1人に両親と住んでいました。
 私は子供の頃から神経質なタイプでした。几帳面なことが多く、宿題は提出期限よりも1週間前に終わっていなければ気が済みませんでしたし、学校に遅刻をするなどもってのほかでした。
 他人に迷惑をかけることも気にするため、自分1人でなんでも出来る人間こそ立派な人だと思い、人に頼ることが嫌いな性格でした。親に頼っている子供を見ると「なぜ1人で出来ないのか?」と思うくらいでした。

 

私に現れた強迫性障害の症状

 大学を卒業後に銀行へ就職しました。銀行での仕事は激務で、お金が1円でも合ってないと行員総出でお金を数えました。きちんとお金が合わないときは、何時間でも銀行にいました。
 強迫性障害になったのは、銀行に就職して2年目でした。体が常にだるくて疲れ切った状態でしたが、その体調不調に慣れていたのでストレスが溜まっていることに気づきませんでした。
 子供の頃から神経質なタイプでしたが、お金に対して強い強迫概念を抱くようになってしまいました。お財布の中にちゃんとお金が入っているのか、何度も数えることを繰り返してしまって、なかなか外出することが出来なくなりました。仕事中もお金が合っているか何度も何度も必要以上に数えてしまいます。

 

私が行った治療

 体も心も疲れ切ってしまい、何度もお金を数える自分がおかしいと思うようになったのは、家族からの指摘があったからでした。私もお金にとらわれてしまうことが嫌になり、治療をしたいと思って心療内科を受診することにしました。
 心療内科は通い続けるためにも自宅から1番近いところを探しました。予約の電話を入れて、1週間後に診察をお願いしました。
 診察を終えると、私は強迫性障害だという診断が下されました。
 まずはストレスを軽減させることを意識して、自分の趣味に使う時間や休息を取ることになりました。そして強迫性障害の症状が出たときは、処方された薬を飲んで落ち着くようにしました。不安や疑問などがある場合は、医師に相談するようにしました。

 

その後

 強迫性障害は誰でもなってしまう可能性のある病気です。ストレスを抱え込むと様々な心の病気を引き起こしてしまいます。精神的に辛くなったり、体が疲れているときは休息を取るように気を付けました。
 強迫性障害は自分とは無縁な病気だと思っていましたが、こうした心の病気に対して理解が深まりました。不調を感じたときは無理をしないで休息を取り、イライラしたときは家族や友人に愚痴を聞いてもらっています。
 病院で処方された薬は正しく服用するように注意しました。
 心の病気になった自分を責めることを止めて、とにかく治療をすることが大切だと思いました。

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