強迫性障害の体験談

不眠がきっかけに強迫性障害が発覚した

30代男性、当時20代

 

発病までの背景

 高校を卒業してからしばらくの間、舞台役者を目指していました。年に何度か長期の休みを取る必要があったり、練習の為に突発的に仕事を休む事が頻発したため、定職に就く事が出来ずにアルバイトを転々としていました。
 そういった事から、練習の邪魔にならない時間帯で働く事が、職場にも劇団にも迷惑をかけないのでは、と考えるようにました。
 結果的に深夜の時間帯に働くようになり、だんだんと自律神経のバランスを崩すようになっていきました。

 

私に現れた強迫性障害の症状

 最初はあまり意識していなかったのですが、いつのまにか少しずつ眠れないようになっていきました。夜勤を終え家に戻るのは朝方7時頃ですが、8時頃には布団に入るように。しかし2時間経っても3時間経っても、身体は疲れているのに眠れない状態が続くようになりました。
 そこで病院に行っていれば良かったのですが不眠だけで診察を受けるのも気が引けたので、そのまま放置していたのが運の尽き。不眠だけではなく、強迫性障害を発症してしまいました。
 病院にいった切っ掛けは、知り合いとファミリーレストランで食事をしていた時に自分がおかしいと気がついたからです。知り合いが言うには、周囲の様子をうかがいながら、挙動不審になっていたようでした。それと同時期ですが、身体のほんの少しの異常が気になりだしていました。少し背中が痛いだとか右の肩が張っているだとか、今では気にもかけないような事です。
 その度に医者に向かい、自分は何か変な病気じゃないのか、と医者に問い合わせるような状態が続きました。しかしもちろん身体に問題はありません。その医者が信じられずに、診断書を貰って総合病院にまで向かう始末でした。その後、挙動不審を指摘してくれた友人の助言で、心療内科に通うようになりました。

 

私が行った治療

 最初はネットで評判のいい心療内科へと向かいました。そこで強迫性障害だと診断されたのです。
 そのクリニックの院長は親身に相談にのってくれ、とても相性もよく感じました。次の面談で自律神経の問題である事を告げられ、まずは睡眠導入薬を使いながらの生活リズム改善が治療方針になりました。
 安精神安定剤の効果もあって、徐々に普段感じていた漠然とした不安感が薄れていくのを実感し、眠れる時間も伸びました。
 その後、薬を辞めるタイミングを見計らうのと共に、身体を動かす事の重要性を教えてもらったのですが、それが功を奏しました。いつのまにか運動量と反比例するように薬の量が減っていき、薬を飲まずに生活する事が出来るようになったのです。もちろん減薬のスパンや、飲まずに大丈夫なのかの確認は適宜していました。
 薬を飲まなくなってから約1ヶ月後に、確認の為診察を受けましたが、ほぼ寛解の診断を受ける事と相成りました。

 

その後

 現在は強迫性障害を発症することなく過ごしています。
 結婚や動物を飼うことになり生活の質が変化したことも、良くなった要因かもしれませんが、そこはわかりません。
 しかし少し仕事のストレスや生活リズムが崩れると、なんとなく落ち着かない気分になる事はあります。
 そのため就寝時間と起床時間は守る事や、仕事のストレスは家に持ち込まない、気分が落ち込みそうなテレビや映画は見ないという、明るい気持ちで生活できるような心がけはしています。
 あれほどのしんどい体験はもう二度と味わいたくないので、運動を心がけながらも生活リズムを崩す事なく過ごしていこうと思っています。

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